恥や罪悪感で心理的にコントロールしたり怒ったりしてはいけない
「ママは自分のことすき?」
ある日の会話中、とつぜん聞かれました。
「好きなとこと嫌いなとこがあるかな」
と答えたら、自分もそうだと言いました。
それから、
「ママが作ったパズルを壊したときの自分は嫌いだった」と言うのです。
以前に娘が始めた500ピースのパズルを手伝うつもりがだんだん夢中になり、
勝手に夜な夜なやって、
完成に近づいたものを何かをきっかけに娘がすねて、
「もうやめるっ!」といって
突然壊して片付け始めたとき、あまりのショックで、
「えーーー!!うそでしょ(怒)?」と言って、
怒って責めてしまいました(なんとも大人げない母・・・)。
すると娘も自分がしたことを理解して半べそになりながら、
すぐに走って紙をとってきて何やら書き出したと思ったら、
「ママへ、パズル壊してごめんね」と書かれた謝罪の手紙をくれて、
はっとした、という出来事がありました。
たしかにあの時は何か考え、パズルを壊してしまったことを後悔しているようでした。
その日以降、その日の出来事がとくに話題になることもなかったのに、
だいぶたってから「あの時の自分はきらい」という言葉がでてくるということは、
自ら反省したんだろうと思います。
あの時は週末だったこともあり、夜も遅い時間になっていて、
娘は眠たくて、当然、機嫌が悪くなってたのもあるので、
大人である私の方が怒ったことを反省すべきなのですが。
もしも悪いことをしてしまった時、本人が自覚しているようであれば、
わざわざ強く指摘したり叱ったり、ましてやなぜそんなことしたのか?
どんな気持ちになるか?などと責めたりしてはいけないと痛感しました。
わかっていたつもりでも、実際の出来事を通して、やっとわかった気がします。
きちんと自分で考えれる子なんだ、と親が信じてなかったんじゃないか?
信じてあげないといけないなと。
子供としてその考えが違っていたり、足りないような時、
助言やサポートしてあげればいいだけなんだろうなと反省して自分を責めました。
(だいたい何様なんだ自分は、と思うことがあります…)
恥や罪悪感で心理的にコントロールしたり怒ったりしてはいけない、
そうすれば将来、人間関係に問題を抱えるようになるのだそうです。
子供の心理に対して怒るのではなく行動に対することを注意すべき
そして私はよく心理に対して叱っていました。
例えば、ゴミを拾わない ことに対して
「誰かがやると思ってない?」「見て見ぬふりをしたらだめよ」と。
この場合、
「ゴミが落ちてたら、拾って捨てようね」
だけでよいのですね。
ごみを拾わなかったわたし、と罪悪感を持たせる必要はない。
最近は、食べた後はお菓子のごみ捨ててね~とひたすら繰り返し言ったり、
放置されているごみを見て、こら~ごみ捨てたの~(怒)???
と叱っています(笑)。
きっと、「ゴミはゴミ箱に捨ててね」と言われた経験を、
自分なりに必要な時に引っ張り出してきて、
いろんな状況と結び付けて学んでいくんでしょうね。
片付けしてきれいになった部屋を見れば、
「きれいになってる!きもちいいね!〇〇も片付けよう♪」と言ったり、
「〇〇も掃除手伝いたい!きれいにしたい!」
「靴そろえて玄関きれいにしたよ!」
と自ら積極的に行動してくれたり。
「片付けしたのに、あとママのばっかりじゃん(怒)!!」
と怒られる日もあったりして。
性格や内面を叱るのではなく、やったこと、行為だけを叱る。
これがとても大事。
こうやって、日々子どもに教わりながら、大人も反省しながら、共に成長していくんですね。
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