宮地嶽神社から在自山(あらじやま)へ
やっとスタートできました。
シングルマザー、登山をはじめるから、自分自身のコロナ感染や長引く緊急事態宣言、さらには連日の大雨で土砂災害による規制などが続き、なんだかんだと山に出かけける機会がこないまま、あっという間に2か月くらい経ってしまいました。
やっと気持ちよく出発できるタイミングがちょうどよい秋の最中。
初めてのトレッキングシューズを履いての登山。
午前中には帰ってくる予定で、ママは山登りに行ってきます!と子どもを置いて友人と早朝に出発。
福岡県福津市の宮地嶽神社から登山口に向かい、在自山を目指します。
在自山から海が見えるとのことで初心者ペアは迷うほどでもない山道を何度も迷いながら、
はあはあ言って歩き続けて出てきた三方向の分かれ道が、
「ねえねえねえ!!だいぶ前にここ通ったけど!?」
というまぬけな展開を楽しみつつ、何度もすれ違う人に聞きながら無事たどり着いた山頂で、
遠くに広がる水色の海と空を見ながら、竹皮に包んできたおにぎりを食べました。
ヤマップも開かず、地図もダウンロードせず登り始め、これだから初心者はヤバいね。
と反省しながらも、汗ばんだ首元にさわやかな風と、素晴らしい景色に、おいしい空気を満喫。
おにぎりを食べていると娘のお友達のママから、(娘を)一緒に〇〇公園に連れて行ってきていいですか~とラインが。
なんて素晴らしい一報でしょう!
ありがとう、是非ともお願いします、と即答し、心の端っこで帰宅時間を気にしていた母は、心おきなく下山を楽しみ、神社を楽しみ、お茶を楽しみ、ドライブを楽しむことができました。
因みに宮地嶽神社から在自山までの山道は一部、一列にならないと歩けない幅で、足を踏み外せば下に転がり落ちるような道があります。
ああ、トレッキングシューズを買ってよかった。
モンベルのデビュー靴がきつい道のりも気持ちを上げてくれる・・・
ランニング用のウェアを着て来たので、汗をかいても全然不快感はなく快適に、なんて気持ちの良い休日なんだ、という気分で下山。
景色、空気、におい、精神的にも肉体的にもリフレッシュしてる感じ。
(コロナの後遺症で嗅覚が鈍くなっているため、いつもより土のにおいを感じれなかったのがとても残念だったのですが・・・)
やっぱり自然には癒されます。
最後に神社の参道を通り、松ヶ枝餅を買います。
福岡の人はご存じの「梅ヶ枝餅」みたいなやつです。
ごまとよもぎの松ケ枝餅を購入。
種類はプレーンをはじめ、さくらやよもぎ、ごま、抹茶があります。
この宮地嶽神社の登山口から在自山までは、3~4時間ほどあれば往復できる初心者コースでした。
パワースポットでもある神社も見ごたえポイントがたくさんあり、ちょっとした観光気分も満喫できるとても良いところ。
そしてこの一週間後、娘と2人、今度は迷わず最短ルートにて在自山に登った私。
小学一年生(6歳)の娘と登った在自山
始めて登った時は、まあまあの険しい山道に、こりゃ娘連れてこなくてよかったな、と思ってたのですが、いざ一緒に登ってみると、きつそうにはしていましたが、へこたれることもなく、山頂にたどり着くことができました。
途中、大きなバッタを捕まえたり、セミの抜け殻を見つけて遊んだり、来る途中に道の駅で買ってきた生キャラメルを食べたり、どんぐりを拾ったり、ススキや紅葉した落ち葉を拾ったりしながら、前回とはまた違う楽しみ方で登りました。
途中の険しい山道は「ママ~怖いようー」といいながらも一列になってしっかりと歩きました。
リュックには笛を付けて、「もし転がり落ちても、そこから動かずに笛をピーピー吹いてじっとしときなさい」、と念のため言い聞かせたため、大いにビビりながら、ときには地を這いながら進みました。
途中「まだぁ~~~?」という言葉を何回も繰り返しながら、もくもくと歩いたり、笑いながら歩いたり、歌いながら歩いたり、走ったり座りこんだりしながら頑張って頂上に着きました。
頂上では、きつかったけどここまでこれたね!すごいね!
ここからの景色はきれいだねーーー!と、達成感を感じながら、栗ご飯で作ってきたおにぎりを食べました。
「おいしい!」と言っておにぎりをほお張ったり、おやつを食べながら、あたりをコロコロ小走りする娘。
とても幸せな時間。
こんな日があるなんて。
今回、普通のTシャツで行ったら、汗をかいた感じが、前回のランニング用のウェアを着ていった時と全然違ったので、登山用の衣類は大事だなとわかりました。
そして子供用もトレッキングシューズを履いた方が安全と確信。
帰りがけに神社で猿回しがあっていて、思いがけず観覧することができました。
やっぱり親子でできる登山はとてもいいですね。
そんなわけで、また子どもと一緒に登れる初心者コースの登山体験記、アップしていきます。
福岡付近で良いところあれば是非教えて下ください。
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