離婚後は実家に引越し、環境が変わった
以前の記事でも書きましたが(離婚後のこどもの様子とその後。(おすすめの本の紹介あり))離婚後の娘はとても情緒不安定で、夜になれば体をのけ反らせて大泣きする日が続いており、家族はその度に心を痛めて心配し、辛い日々を送っていました。
わたしも夜になるのが怖くて、悲しい顔や泣いている姿を見ては、心が締め付けられ、張り裂ける思いで日々を過ごしてましたが、わたしと同じような辛さや不安を抱えている人、少なからずいるのではないでしょうか。
今が辛くて苦しくて先が見えなくて。
でも伝えたいです、子どもの逞しさや、強さ、ゆっくりでも大きく成長していく、という事。
もしあの時の自分に、少しだけ未来の自分からメッセージを送れるとしたら・・・
『大丈夫だよ!しっかり成長して、明るく、逞しく、天真爛漫に、愛らしく、笑顔いっぱいに、色々なことを楽しみながら、元気いっぱいに育っているよ!!』
と、伝えたいです。
そりゃあこれから先、母子家庭ゆえの困難や障害、娘も悲しくなったり傷ついたりと色々あるでしょう。
でも誰しも、それぞれが経験する様々な出来事があり、ぶつかる壁や思い通りにいかないことや理不尽なことだって起きる。
それをどう乗り越えるか?
親は、どうサポートして支えられるか??
あれこれ考えながら前向きに過ごしていたら、少しずつ泣かなくなって、少しずつ強くなって、しっかり確実に成長してくれてます。
幼稚園から小学生へ
引越してきてから幼稚園に入るまでに2ヵ月以上ありました。
幼稚園に入ってからも、すぐに親しいお友達ができるわけではなく、2人きりで行動する日々が長く続きました。
しばらくして、スイミングに通い始めます。
そこで幼稚園のお友達ともっと仲良くなっていったり、新しい先生やほかの幼稚園のお友達との出会いもあります。
そのうち、わたしにもママ友ができ始めます。
それから休みの日に一緒に出掛けたりしてお友達と遊ぶことも増えてきます。
公園で同じ幼稚園の子にばったり会って遊ぶことだってあります。
時が立ち、数人のママ達と、もちろん子ども達も連れて、みんなでお酒を飲みながら楽しくご飯を食べたり遊んだりもすることもでてきました。
この頃には、たくさんのお友達に娘のお誕生日をお祝いしてもらったり、本当に想像もしていなかった楽しこと、嬉しいことが増え、2人ともだいぶ立ち直って笑顔と元気を取り戻していました。
娘も夜に泣き出すことが少しずつ少しずつ、減ってきました。
「パパにあいたい…」と言っては涙する、というのはしばらく続きましたが、前みたいに我を失ったように大泣きすることはなくなっていました。
週末は、必ずどこか楽しい場所に遊びに出かけ、2人のお気に入りの温泉に通ったり、寂しくなったり悲しいときは、おいしいものを食べようね! おいしいものを食べると元気になるでしょ!と言って一緒に乗り越えてきました。
わたしが避けていたパパの話題を話せるように
思い出して悲しくなったりしないように、小さい頃パパと映っている写真を見せないように変な気を使いつつ、見せた方がいいんだろうか、隠し続けるのも違う気もすると悶々としていたある日、「パパの顔を思い出せなくなっちゃったーーーー」と大泣きしたことがありました。
胸が苦しかったです。
でもその時はすぐに見せてあげることができず、どうするもんか悩んでいましたが、ある時期から見せてみることにしました。
写真を見たことで悲しくなって泣いたり、心配していたようなネガティブな反応はありませんでした。
パパも、あなたのことが大好きで、あんなことやこんなこと、過ごした時の写真なんだよ~と伝えました。
それから娘が「パパに会いたい…」と寂しがると、わたしは相手に抱いている感情を軽い言葉にして、「あのあんぽんたんに会いたいの??? そっか〜あいたいよねぇ、さみしいよね」「ママは激怒ぷんぷんだけどね」とか話して、今は会えないけど、いずれ会える日が来ると思うから、もう少し時間かかるから、ちょっと様子見てみよう(本当のこと、嘘はつかない)」と何度も丁寧に話しました。
聞かれたことには嘘をつかず言える範囲で答えます。
その度に娘は、口をへの字にしてこらえきれない涙をこらえるような表情をして涙ながらにうなずきました。
娘も、小さな体でとてもとても頑張っていました。
布団の中で私に背を向けてこっそり涙しながら寝ている日も一度や二度じゃないようでした。
でも、月日がたち、自分でも思わぬタイミングである日、転がるように色々な状況が変わってきて、前に進みだします。
いつまでも状況が変わらないという事はなく、頑張っていれば、時間とともに変わってきます。
現実的に成長とともに、子どもの状況やライフスタイルも変わってきますし、できることが増えてきて、見えてくる世界も少しずつ広がり、物心がついてきて、もっともっといろんなことを感じたり考えたり行動したりができるようになってきます。
そんな子どもの世界を、家族が全力で見守り、応援していたら、いつの間にか強く逞しく健全に育っています。
寂しさや悲しさはまだまだ消えないだろうけど、でも母は必ず隣で、しっかりと、見守っています。
そうしていたら、ある日、成長した娘が、「たまには寂しくなる時もあるけど、ママと一緒にいろいろ遊びに行ったりして楽しいね!」と言いました。
その言葉に甘えることはありませんが、あのつらくて苦しい毎日からは、無事脱却したぞ!
と成長した娘と二人、やっとここまでこれたことを心底嬉しく思いました。
同じようにきつく不安な離婚後、子どもとの生活を送っているママ、同じ日々は続かない!
成長と頑張りと時間とともに本当に、ほんとーーーーうに、変わっていくと思います!
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