母子キャンへ出発しよう!
この記事では、キャンプ・アウトドア初心者の私が実際に経験して必要だと感じたものや、無知や失敗から学んだ知識、初めてでも困らない「最低限の心得」をお伝えします。
準備はしっかりと
まずキャンプサイトを予約したらしっかり準備をしましょう。
細かいものを含め持ち物が多いので、リストを作成しチェックしていって下さい。
高い確率で忘れ物があるものです。
忘れ物をすると余計な出費や、楽しい計画が中止や変更になるだけではなく、苦労しながら宿泊することになり、帰る日にはどっと疲れてしまうので、準備と想定(シミレーション)をしっかり!です。
希望の到着時間より早く着くように出発して、道の駅への寄り道や買い物に行っても余るくらいの余裕をもって出発しましょう。
準備の食材は買いすぎない。
張り切って持って行っても使いきらず、食べきれず、余ります。
当日、行きがけのスーパーでその日の分だけで良いくらいです。
家からバターをカットしたものや味噌や油(スーパーの牛脂を活用したりも)、調味料は小分けしたものを持っていきます。
ロゴスの保冷剤とともにセブンで板氷を買ってクーラーボックスに入れていくと保冷が長持ちしました。ペットボトルに水やお茶を凍らせて入れていくのも良いです。
1人でテントを設置する!
テントを張り、セッティングするのは、慣れるまで想定以上に時間がかかります。
まず、子どもはほとんど役に立たないと思って設置、撤収に臨んでください。
手伝う!と言っていてもあてにしてはいけません。(←自分)
ほとんどの場合、役に立ってはくれません。(←我が子)
1人でやる気で動いた方が早いです。(テーブルと椅子くらいは出してもらえるかもくらいの気持ちで)
※大量の汗かきます。
レイアウト、位置を考える
着いたら、早々に設置にとりかかります
①予備のシートを広げ、その上にテント類やペグ、ハンマーなどを出す
②区画のどの位置、どの向きを入り口にしてテントを張るかレイアウトを決める
③位置が決まったらグランドシート(テントの一番下に敷くシート)の4隅をペグで軽く仮留めする
グランドシートはインナーテントの底より少しだけ内側に入るように折って敷きます。
グランドシートがインナーテントの底より飛び出ていると、テントの外側の幕から朝露や雨や結露の水滴がシートの中に入って濡れる可能性があるので、少しだけ内側になるように敷きます。
テントの入口の向きやタープを設置する位置は快適に過ごすのに重要なポイントになります。
私は区画の入り口(道側)から見えない方向にテントの入り口をもっていきます。
日が照って暑かったり、雨予報などで先にタープを張った方が良さそうな場合は、そちらから設置したり臨機応変に。
とりあえずペグを仮打ちしておき、位置が確定したら打ち込んでいきます。
ペグはよくテントに付属してある安っぽいものだと使い物にならないのでこれがおすすめ↓
エリッゼ(ELLISSE) 鍛造ペグ エリッゼステーク 18cm 4本セット
最後に風がある場合など必要に応じてガイドロープで固定していきます。
暗くなったら足元のロープに気づかず、引っかかって転ぶので、LEDのロープガイド をつけて危なくないようしてあげると安心です。
天気によって、雨が降ってきた時さっと対応できるように荷物を置く場所や、車の空きスペースやビニール袋の準備やタープの移動なども考えておきます。
私が持っていく、コールマン(Coleman) インスタントバイザーシェードII/M+ は(+は少し高いけど遮光生地になっているのでこちらもおすすめ)、設置する時に身長が足りないのでダイソーで500円で購入した、折りたたみの椅子(踏み台状のもの)を持っていき、傘をさすときの要領で4辺の骨組みを上に押し上げます。
あわせて、別売りのフルフラップフォーバイザーシェード を本体の簡易ひっかけフックにひっかけて、支柱に巻き付ける用のマジックテープ付きのベルトで固定すれば、目隠しと日除けの一石二鳥になりオススメです。
※私はセットで購入しました。
初回はこの踏み台がなくて、どうしても1人で背が届かず、上に押し上げることが出来ずに時間はどんどん過ぎていき、結果キャンプ場の人に頼んで手伝っていただき、ものの3分で設置しました。
山では足元に注意
靴はさっと脱げてさっと履けるサンダルタイプで過ごします。
山では色んな虫がいるので刺されないよう、就寝時にテントに入る時まで靴下を履いておきます。
娘は言うこと聞かず裸足にサンダルで、何かわからない虫に「チクっ」と刺され腫れました。
ムカデやヒルや蛇など、、、普通にいるので甘く見てはいけません。
山での虫刺されは、下界とは違って、かゆみが強くいつまでもかゆくて長引くきずになります。
なので涼しくて動きやすい楽ちんスタイルの短パンにサンダルスタイル私は絶対しません。(←足が虫刺されであざだらけになった失敗経験者)
自然の中で楽しめる遊び
落ち着いたら水遊びやアスレチック、サイクリングや昆虫採集、自然の中でたくさん遊びます。
虫かごや網、バトミントンやフリスビー、草そりやボールなど遊べるものを持っていきます。
水遊びができるところもあるので水着も用意しておくとよいでしょう。
※必ずライフジャケットを用意しておきましょう。
母子キャンのキャンプ飯は頑張らず、できるもの!
夕方は近くの温泉に行ったりキャンプ場のシャワーを利用したりし、早めにお楽しみのキャンプご飯を始めます。
初めての2人っきりキャンプの夜ご飯は、ガスコンロを持って行ってフライパンと鍋でできる範囲で、豚汁やステーキを焼くだけにしました。
豚汁は温まるし翌日の朝ごはんにもなるので良かったです。
具材はスーパーで筑前煮用水煮を使用。
あとはおいしい豚肉を用意します。(味噌は荷物になるため粉末だしをふりかけたものを家からラップに包んで持参。)
ご飯は飯ごうで炊くのはレベルが高かったので、さとうのご飯を持っていきフライパンで湯煎して(時間かかります)バターとコーンで炒めました。
あとは肉を買って焼くだけ。
2回目のキャンプでは、近くのスーパーの総菜コーナーで白ご飯を買いました。
海老とイカのアヒージョと肉焼く。
道の駅でおいしそうなものを買っていくのも、楽しみになり良いです。
個人的には、徳井さんのキャンプ動画を参考にメニュー考えるのが楽しくておすすめです。
とにかく初めは張り切らない、頑張らない、凝らない。
簡単にできるもので充分に満足できます。
白ご飯をおにぎりにしてクーラーボックスに持って行ってもいいと思います。
最悪インスタントラーメンを持って行って鍋で作ってたべてもおいしいのです。
慣れてきたら、事前に練習した上で、BBQコンロを持参し炭とガスバーナー(トーチバーナー)を持っていきました。
私が購入した人気のソト (SOTO) 日本製 シングルバーナー、使いやすく、コンパクトになり、かさばらないのでおすすめです。
炭の一か所にガスバーナーで火を当て続けるか、着火剤に火をつけて炭の下に置けば、わりと簡単に炭に火がつき、じわじわと他の炭にも広がっていきます。
着火剤は百均にあるローソクタイプでもジェルタイプでもよいです。
BBQ台の大きさや欲しい火力に応じて何個か放り込んでください。
私は状況によって心配がある時は、アルコールは飲まず、何かあれば車を運転できるようにしておきますが、サーモス ビール缶用保冷ホルダーがあると冷えたままを保ってくれる!ので家でも毎日使えておすすめサーモス 保冷缶ホルダー 350ml缶用
夜は、散歩や流れ星観察(標高が高いキャンプ場に行く時は、流れ星を見たいので新月付近に予定したり)、夏ならカブトムシを捕まえる仕掛け(バナナ・酒・はちみつをつぶしてもみもみしたものをカブトムシが好きな樹液が出る木にひっかける)に行ったり、おやつ&おつまみパーティーをしたり、花火OKなところもあるので手持ち花火を楽しんだり、、、自分も子供も楽しめる時間を過ごします。
母子キャンの防犯対策は
防犯面では、テントに鍵を付けるという手もあるようです。
※鍵はなくす可能性があるので、ダイヤル式がよい
私が実践した防犯対策は
●寝る前に、管理人や近くの警察署の電話番号を調べておき、ワンタッチで電話できるようにしておく
●万が一の時の為に防犯ブザーやペグ打ち用ハンマーを枕元に置いておく
●テントの中に一晩小さい明りを灯しておく
●貴重品はもちろん車の中、使用していないチェアやギアもなおしておく
●車のカギを近くに置いておいてキーでピピっとならせるようにしておく
●簡易センサーライトを区画の入り口に設置しておく
●男性用シャツをハンガーで干しておく
●男性用スリッパなどの靴を置いておく
などもあります。
また、お祭りの時などに手首につける、光るブレスレットを百均で買って持っていくと子どもが喜ぶのと、暗い中で、どこにいるかもすぐわかるので一石二鳥でした。
あと虫よけ・日焼け止め・救急セットも持っておきます。
虫刺されやちょっとしたケガはつきものです。
キャンプ中、強風や天気が悪い時は
夜に雨が降ると傘の中にいるような雨音がテント内に大きく響きうるさくて眠れなかったことがあるので、天気が悪いときはタープをテントの上に移動しておきます。
強風であおられたり飛んだりしないようにガイドロープをしっかり張って固定しておきます。
普段、風がないときはロープをしないのですが風がある時は必ずガイドロープをしっかり張って固定します。
先日のキャンプでは、強風だったので、夜遅い時間にどこかの区画から慌ててペグ打ちする音が響いてました。
夜は真っ暗で22時消灯、静かに、など決まりもあるので、大人1人ということもありますし早めにしっかり備えておきましょう。
夜は本当に真っ暗になるので、子どもにはヘッドライトや首からかけるタイプのライトを持たせておくとトイレに行くときなど安心です。
レインコートも持っていきます。
とりあえず簡易的なものであれば、子供用ともに100均でもそろいます。
足元が悪いことが多いので上下別のものが良いです。
こどもの肌着やパンツ、靴下などは余分に持っていきましょう。
撤収、積み込み作業について
撤収&積み込みも設置ほどではないですが、案外時間がかかるので余裕をもって取りかかります。
最後に抜いたペグの忘れ物がないようにチェックして下さいね。
もちろんゴミが落ちてないかもしっかり確認します。
ペグは、ハンマーに抜く為のひっかけがあるものを持って行って下さいね。
地面にしっかり打ち込んだペグはなかなか抜けません。
時間もかかります。腰も痛いです。
雨の中使用したペグは帰ったら水分を拭かないと錆びます。
濡れたシートやテントはいったん大きなごみ袋に入れて、帰ったらきちんと乾かしてからなおします。
はい、お疲れさまでした!(^^)!
帰り着くまで気を付けて、楽しんで下さい!
忙しくて楽しくて貴重な時間、あっという間に終わっちゃいます。
だいたい2泊はするようにしていますが、天気によっては無理せず1日早めに切り上げることも考えておきます。
お昼はどこか地元の物を食べたり、道の駅や神社に寄ってみたり、下調べしていたスイーツを食べたり、温泉に寄ったりしてゆっくり帰ります。
子供の記憶の中に、何かしら楽しい体験として残ってくれたらいいな、と願いながら、自分にとっても、とてもいい経験になるし疲れるけど気持ちは満たされてなぜかリフレッシュします。
失敗はつきものなので、次回に生かして、また楽しみましょう!!
母子キャンは、成長とともに自信もつく
一切アウトドアと無縁で興味もなかった私。
まさか親子2人で見知らぬ土地へキャンプへ行き、自分1人でテントを張ってBBQをして、時には雨の中撤収して、、こんなことが1人でできるようになるなんて思ってもいませんでした。
意外にやればできるもんだな、やろうと思えばなんとかなるな、とたくましい自分の一面を知れたこと、この歳になって新たな成長ができて、自分にも少し自信がついて、何より娘が喜んでいる様子を見て、色々と嬉しい母なのです。
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